二桁の九九 (学校では教えない大切なこと)

日本の学校では二桁の九九を教えませんが、覚えておくと役に立ちます。二桁の九九を簡単に覚えられる教材を紹介しています。

二桁の九九を覚えるための本

10年以上前になりますが、当時私は「二桁の九九を覚えたい!」と思い、二桁の九九を語呂合わせで覚える本を購入しました。

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当時、その本の語呂合わせは「覚えにくい」という印象が強かったんですが、それでもなんとか覚えました。

 

そして、そのあと二桁の九九を使っていたのですが・・・・、

 

使わなくなってしばらく経つと、ほとんど忘れていました。

 

 

せっかく覚えたのに・・・・・

 

 

とは言え、私としては当時二桁の九九の有用性を十分に感じました。

なので、ぜひ自分の子供にも覚えさせたいと思ったのですが、残念ながらその本を使わせたいとは思わなかったんですよ。

覚えにくいし、すぐに忘れてしまう・・・

 

であれば、もっと覚えやすくて一度覚えたらずっと忘れないものを作ろうと思いできたのが「かんたん! 読むだけですぐに覚えられる2桁の九九」です。

 

自分の経験をふまえ、どうやったらより覚えやすいか、

また、忘れにくくなるかについて試行錯誤を繰り返して制作しました。

 

 

 

 

以下に本の前書きを一部抜粋してみますので、興味のある方は読んでみて下さい。

 

  

小学生のころ、九九を覚えるのに苦労した人もいるのではないでしょうか?

 

当時は覚えにくいと思ったかもしれませんが、この九九にも覚えやすくするための工夫がされています。

例として、2の段を見てみましょう。

 

2 × 2 = 4

2 × 3 = 6
2 × 4 = 8

 

これをそのまま読むと、

 

「に かける に は よん」

「に かける さん は ろく」

「に かける よん は はち」

 

となりますが、そのように読み上げて覚えた人はいないでしょう。

 

「ににんがし」、「にさんがろく」、「にしがはち」・・・ですよね。

 

「に かける に は よん」 → 「ににんがし」と置き換えているので、リズムよく読み上げることができます。

 

つまり、九九には「リズムで覚える」という方法が使われています。

 

ものを覚えるには、いくつかのテクニックや方法があります。

九九には、「リズムで覚える」方法が使われていて、そのまま読み上げるよりは覚えやすくなっているのですが、1つの方法(テクニック)しか使っていないので覚えにくい、とも言えます。

 

人は、覚える方法として昔から色々なテクニックを使ってきました。

語呂合わせ、

リズムに乗せて覚える、

図にして覚える、

他にも色々ありますが、この本では二桁の九九を覚えるために、4つの方法を取り入れています。

 

・語呂合わせで覚える

 

・リズムで覚える

 

・意味で覚える

 

・イメージで覚える

 

 

各方法について、説明してみます。

 

・語呂合わせで覚える、リズムで覚える

人は、意味の無い数字の羅列はなかなか覚えられないものです。

例えば日本史において、794年は平安京に遷都された年ですが、これを覚えるのに有名な語呂合わせがありますよね。

 

「鳴くよウグイス平安京

 

「794年、平安京」と年号をそのまま覚えることは難しいですが、「鳴くよウグイス平安京」であれば、小学生でも簡単に覚えることができます。

つまり、「語呂合わせ」は日本人にとって、記憶のための強力なツールであると言えます。

本書ではこの「語呂合わせ」を主として2桁の九九を覚えていきます。

また、語呂合わせを作る際に字数を少なく言葉を置き換えて、リズムよく読めるようにも工夫されています。

 

 

・意味で覚える

人は、「意味のあるもの」と「意味のないもの」では、意味のあるもののほうが覚えやすい、という特性があります。

 

例えば、次のような記憶テストがあったとします。

 

次の各平仮名を、順不同で全て覚えなさい。

「け」「い」「は」「お」「り」「ご」「し」「か」「ん」「ふ」「い」

 

この平仮名の並び方に意味はないので、これをそのまま覚えるのは結構難しいと思います。

もし、今この平仮名を覚えたとしても、たぶん明日には忘れているでしょう。

なぜなら、この文字の並びには意味がないからです。

 

 

実は、この平仮名たちを並び替えると「ふりかけごはんおいしい」となります。

 

「けいはおりごしかんふい」

    ↓

「ふりかけごはんおいしい」

 

今度は、これを覚えてみて下さい。

 

どうですか?

文字を並び変えただけで、圧倒的に覚えやすくなったと思います。

 

 

このように人は、「意味のあること」は覚えやすいが、「意味のないこと」は覚えにくいという特性があります。

 

 

この本では、九九の語呂合わせどうしをつなげて、意味のあるストーリーに仕上げてあります。

(以下省略)

 

以上の内容は、「簡単!読むだけで覚えられる二桁の九九」の冒頭に書かれている文章を抜粋したものです。

 

 

 

この本以前にも、二桁の九九語呂合わせは何冊か発売されているようですが、

それぞれの語呂合わせをつなげて意味のあるものにしているものは見当たりませんでした。

 

今まであった語呂合わせ本に比べると覚えやすい内容になっていますので、

「二桁の九九を覚えたい!」「子供に覚えさせたい!」と言うことがありましたら、ご利用下さい。

 

 

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かんたん! 読むだけですぐに覚えられる2桁の九九

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  2桁の九九覚え歌